私がこのタイトルのTで、父の事を書いた後、まわりから反響がありました。父の事は誰にも話した事がなかったので、衝撃を与えた様です。
記事にコメントを書いていただいた、〈nonokaさん〉〈soraさん〉〈くまこさん〉〈M.I.さん〉〈Nanakoさん〉〈やすひらさん〉〈waiさん〉〈Chacoさん〉〈ピンクのふうせんさん〉本当にありがとうございました。そして読んで下さったすべての方々に感謝します。
こういう記事は人によっては、重い気持ちになると思いますし、私自身辛かった事を思い出して、書きながらちょっと涙ぐんだりしてしまいました。
潜在意識の解読が出来る様になってからわかりましたが、「人を許す」というか「許せない気持ちを手放す」事は、私にとって人生を変える大変重要な事だったのです。
今回は母の事を書きます。母は昔から不平不満や愚痴はあまり言わない方でしたが、父との別れで辛かったのでしょう、私が小さい頃から、私を叱る時に「あなたのこういう悪い所はお父さんそっくりね」と私の欠点と父をダブらせて私にあたっていました。
私は口にこそ出しませんでしたが、「じゃあなんでそんな人を相手に選んだのよ。」「そもそも私を産まなきゃよかったんじゃない!」と悲しさと悔しさがいりまじった気持ちで心の中で叫んでいました。
母は父の裏切りを許せない日々を送り、私は父ばかりか、その父を選んだ母も許せず、「許せない連鎖」が起きて、人間不信の一歩手前くらいまでいっていました。
母に対しても優しい言葉がかけられなくて、いつもぶっきらぼうに応対して
いました。父が癌であとわずかしか生きられないとわかったある日、母が私に話しがあると言ってしみじみ語りだしたのです。
「あなたには、ちゃんと伝えていなかったけど、お腹の中にあなたができた時、お父さんはそれはそれは喜んだのよ。生まれた時も大喜びで、毎日あなたの写真を撮っていたのよ。今のお父さんとは全然ちがっていたわ。本当のお父さんの良さをわかってあげてほしい…」と幸せだった頃の様子をはじめて細かく再現してくれました。母の中で何かが吹っ切れたのでしょう。笑顔でした。
私は母の話しを聞いた後、母にこれからやさしくできそうな自分を発見していました。母は愛を失って、心がかたまっていた気の毒な女性だったのだなと、自分なりに理解しました。
この気付きは、潜在意識に届いたらしく、それから私と母の間はすごいスピードで改善されていきました。今も一緒に暮らしています。母は優しく、ポジティブなおばあちゃんになっています。
(つづく)
潜在意識解読の感想コーナー
何度も、なんども読ませて頂いています。
許すということ。。。
相手を許し、自分をも許すということ。
許した・・・これがつもりだったり・・・
たったこれだけのこと・・
たったこれだけのことが出来ないのだと、私自身深く感じています。
私も解読をお願いいたしました一人です。
ジュネさんにお目にかかれたら嬉しいな〜と思っています。
ご紹介くださった、おなすさんに感謝しています。
私も親との関係は最悪でした.母は相当依存し,束縛する性格なので,大学入学をきっかけに家を出ました.現在妹が一緒に生活をしていますが,郵便物や買ったものなど殆どのことをチェックされています.いわば監視状態です.母は数年前に癌を患いました.でも生き方,考え方は変わらなかったのです.私は家を出ても恐怖症のようになっていて,直るのに10年以上もかかりました.今も同じように感じる機会があると,ドキッとします.そうなると「許す」どころではありません.いまだに実家では続いているのですから.逃げられなかった妹はだんだん人格が変わってきています.それが生きるための方法なのだと思うのですが,傍目にはもう処置なしと感じているのです.
「許す」ことができるのはある程度情況が落ち着いてきたときなのだと思っています.これも次回お聞きしたいです.
親だって完璧ではない一人の人で、苦しんだりしながら精一杯生きてる。
間違ったやり方かもしれないが、愛することを模索し、表現しようとしている。
と、思ったからでした。
私の意識が変わるだけで、相手も変わるのですよね、これが不思議です。
潜在意識の領域ですか?
ジュネさんは、そういう経験を通して人の痛みがわかるようになったからこそ、沢山の人を助ける事ができるのでしょうね。
と、過去の話ですね。
私も母とはありましたよ。かたまりが。
私の場合は、霊感のある人に治療をお願いした際に、
母との関係から来ていると言われ、
母との関係の部分を解読してもらい、
そこから改善されていきました。
今はけんかする時はするけど安心してけんかしています。
ジュネさんといい、きとりかさんといい、
フジコヘミングさんといい、その霊感の人といい、
癒す働きの使命(?)の方って、
ちょっと…大変な子供時代を過ごされてるように思えます。
そういう経験なしで癒しの人になるってムリなのかなあ。
大変だった分も、これからはたくさん幸せでいてほしいです。
追伸*ジュネさんて女性ですよね。
「私」と書かれているのに男性だと思い込んでました(^0^;)
より多くのことを受け入れられるようになれば、より幸せになれる。人生とは、そういうものなんじゃないかと最近思っています。
辛い経験をされたとしても
ある意味で両親の思い出がある人は
幸せだと思います。
前のコメントで時々安心してけんかしていますと書きましたが、
昨日街を歩いていたら、
お店の人が二人でものすごい剣幕で喧嘩しているのを見て
びっくりしました。
あまりよくない、けんかって。
できればいつも仲良くしてたい。
でも、先程、昨日のことで親とけんかしてしまいました。
傷つけられたと思ったのですが何かをされたほうって
その時だけじゃなく過去に遡って思ってしまうんですよね。
で、それを許すって難しい。
特に今のような時、そう感じます。
でも気分だけでも切り替えよーっと。
ただ,あるときスコッとそれが終わりを告げ,まるであるゲームの1シーンをクリアし,次のシーンへ入るような時点があるように思います.そして「あ〜この修行がやっと終わったんだ〜」「もうこのことを考えなくていいんだ」と感じ,忘れてもいいようになるように思います.
そこに到達するまでどう過ごせばいいのか?それは本当に難しいですね.ある意味,自虐的になるのも自分を守る1つの手段であるような気がします.たたかれてもたたかれても広い視野である意味客観的に見て悲惨な状況を与えてくれてありがとう,と心から感じれば,早く脱出できるのでしょうが,これは高度な技ですね.
父は私を目に入れても痛くないほど愛し、可愛いがってくれました。
でも幼少期から思春期そして大人になるまで いくら父から愛されようと父の母への裏切りを許すことが出来ませんでした。
亡くなった時でさえ涙が出ませんでした。
今年七回忌を迎えます。
やっと父と一緒の写真を懐かしく見ることができるようになりました。