こんにちは∞
梅雨の季節になりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
先日、写真を整理していましたら、昔飼っていた猫の「タマ(雄)」の写真が出てきました。 懐かしいタマのお話しを通して、私達は潜在意識の中でどのようにペットと繋がっているか、犬や猫のスピリチュアルな意識などをお伝えしていきます。
タマとの出会いは30年くらい前になります。 その頃私は福岡で音楽の仕事をしていていました。それと鹿児島と沖縄で、音楽講師養成の講座を引き受けていて、月2回ずつ福岡から飛行機で通っていました。
鹿児島の教室は、ある楽器店の店舗の隣のマンション内にある、音楽教室用に改造している一室でした。生徒は全員大人でしたので、仕事の後、食事に行ったりお茶をしたり、楽しい出張でした。
ある時、生徒の一人のA子さんが私と一緒に福岡に行きたいので、帰りの飛行機をキャンセルして、自分の車に乗って下さいと申し出て来ました。その頃私は独身で、一人暮らしでしたので、うちに泊まっていいよと言うと、A子さんは大喜びしていました。
いつもは福岡から、始発の飛行機で鹿児島に行き、一泊して翌日の最終便で福岡に帰ります。飛行機ですと40〜50分ですが、当時は、今のように高速道路も所々しか開通していませんでしたので、車だと福岡まで5〜6時間かかりました。
もう一泊して次の日の朝、車で鹿児島を出発しようということになりました。A子さんの車で福岡に帰るという計画が私と「たま」を繋ぐ縁になったのです。
鹿児島に着いて、午前中のレッスンを終え、外でランチを食べて教室に戻った時、どこからかニャーニャーと猫の鳴き声が聞こえてきました。どうも子猫が鳴いているようでしたので、見に行くことにしました。
マンションの階段の方から声が聞こえます。近づいてみると、階段の踊り場に椅子がひとつ置かれていました。その椅子の上に子猫が一匹置き去りにされ、椅子から降りれずに鳴いていました。生後2〜3ヶ月くらいでしょうか、牛のように白地に黒のブチ模様の入った子猫でした。痩せていましたが、元気はあり、私の顔を見ると鳴き止みました。
抱き上げてよく見ると、なんと髭を切られていたのです。猫の髭は、行動する時、風向きや方向感覚や距離を計るレーダーの役目をする器官で、猫にはなくてはならないものだと聞いていました。このまま放ってはおけないので、とりあえず教室に連れて行くことにしました。
午後から来る生徒の誰かに飼ってもらうか里親を探してもらうよう頼んでみようと思いました。生徒達は、子猫を見ると、びっくりしながらも可愛がってくれ、いつの間にかミルクや餌を買いに行ってくれました。でも、連れて帰るのはみんな無理なようで、ごめんなさいと言いながら生徒達は帰っていきました。
子猫を撫でながら、さてこれからどうしようかと考えました。この教室に置いておくことは出来ませんし、かと言って、私はホテルに泊まっているので連れて行くことも出来ません。
しばらくすると、一緒に福岡へ行くA子さんがやって来ました。彼女は子猫を見るなり「猫も一緒に車に乗せて福岡に連れて帰りましょう。この猫は先生と出会うことになってたのですよ。この猫を飼って下さい。こんなになついているじゃないですか」と言うのです。
私は、自分が福岡まで連れて帰り、猫を飼うという選択肢がなかったので、躊躇しましたが、それしか猫を救う方法がないなら検討してみなければなりません。
「でもちょっと待って。私が帰るのは明後日よ。今日と明日はどこに預ければいいの?あなた預かってくれる?」と私は言いました。
「あっ、そうですよね。うちの家は公務員宿舎なので動物は無理です。どうしましょう…」
『ここに置いて置くわけにはいかないし、警察に連れて行く?それか獣医さんを探して預かってもらう?…』

二人とも考え込んでしまいました。
暫くすると、教室のドアのチャイムの音がしました。もうすでにレッスンは終わっています。誰だろうと思い、ドアを開けると、午前中に教えた生徒のB子さんが立っていました。忘れ物をして取りに来たのです。
B子さんは「忘れ物は明日取りに行こうと思っていたのですが、なんだか急に取りに行きたくなって、先生がまだいらっしゃるような気がして寄ってみました。」と言い、子猫に気がつくと「きゃあ!!うそー!」と叫びました。
B子さんは、レッスンの時いつも4才の娘さんを連れて来ます。今日のレッスンが終わり、教室を出ると娘さんが「ママ、ニャンニャン(猫)がいる。ニャンニャンがいる」とさかんに言うので、キョロキョロと辺りを見回し探したけれど、猫の姿も声もなかったらしいのです。
「ニャンニャンはいないよ」とB子さんが言うと「いるもん。ニャンニャンがいるもん。」と言い張るので「どんなニャンニャンがいるの?」と聞くと「白と黒のニャンニャン」と娘さんが言ったそうです。
家に帰ると、娘さんが猫の絵を書いて見せたそうで、それは白に黒の模様が入っていたそうです。B子さんが「絵の猫の黒のブチは7つありました。」と言うので、実際に数えてみると子猫のブチ模様は確かに7つあったのでした。この猫は何処から来たのだろうと、私達は不思議な気持になりました。
さらに、B子さんが友達にかなりの動物好きがいて、もしかしたら預かってくれるか飼ってくれるかもしれないので、今からそこに行きましょうと提案してくれました。
私達はB子さんの友達のC子さんのお宅におじゃまして事情を説明いたしました。C子さんは、1週間後に海外に留学するそうで、飼うことは出来ないけれど、快く2日間預かってくれました。C子さんは、子猫をお風呂にも入れてくれ、食事もしっかりさせてくれたので、2日後に私が迎えに行った時は、ピカピカの猫になっていました。
C子さんは、「この猫は生まれて間もないのに、トイレの習慣もちゃんとついているし、人の言葉がわかるみたいですよ。珍しいです。」と言いながら、子猫を私に渡してくれました。
こうして、子猫は鹿児島から、福岡の我が家へやって来ました。
でも、私は仕事がら外出や出張が多くて、責任を持って猫の面倒をみることができる状態ではありませんでした。簡単に引き取ってしまい、後悔の気持が出て来ました。こうなったら実家の母に頼んで実家で飼ってもらうしかないと思いました。
私の住んでいるマンションと実家は歩いて10分です。週に3〜4回は実家に夕食を食べに帰るので猫にも会えます。
ただひとつ問題がありました。
母はとても頑固な性格で、猫が大、大、大嫌いでした…。
(つづく)
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次回vol.74の発行予定日は6月27日です。
(いろんな分野の方々からの楽しく学べる情報をお伝えしています。)
続きが、早く読みたいです
私も、2年前位に犬を飼っていました
将来は、犬が飼える事を祈って…
タマちゃん、凄いですね。
家にいるわんこは動物管理センターから譲渡してもらいました。
が、2、3回譲渡されては、悪さをして出戻ってたそうです。
解読で、繋がりがわかってからは、
本当に最後の1日で譲渡して命を、守ってあげたと
思ってたのが、、実は私の為に来てくれた事が
わかり、嬉しかったです。
今は本当に可愛いですし、たくさん
長生きしてもらいたいです。
この頃は、顔を合わすたびに満面の笑顔です^0^
続きも、楽しみにしています^^
こんにちは。
コメントありがとうございます。
安楽死を体験なさって、辛かったでしょうけどワンちゃんはきっとわかってくれていると思いますよ。
続きの記事をアップいたしましたのでご覧くださいね。
こんにちは。
コメントありがとうございます。
私の知人の息子さんのネコちゃんは、しゃべるネコでYouTubuにも登場しています。
ペットには私達の知らない能力がまだまだたくさんあると思いますよ。
こんにちは。
コメントありがとうございます。
ワンちゃんと幸せいっぱいの毎日ですね。
ワンちゃんはテレパシー能力が高いのでイルカ君さんの元に行く日をずっと待っていたのでしょうね。、