2008年02月05日

潜在意識と人生

みなさん!こんにちは!寒中お見舞い申上げます∞

昨年の12月くらいから1月にかけて、友人や知人のお父様などご家族の方が亡くなったというお知らせが続きました。

この世に生まれて来たいじょういつかはこの肉体から離れる日は来ます。輪廻転生はありますが、今回の人生は一度きりです。おひとりおひとり貴重な体験を積まれ、魂を成長させて旅立つのです。家族からその方の人生のドラマをお聞きするたび、荘重な気持ちになります。

私の叔父も先月の1月に88歳で亡くなりました。母の兄です。母は生れてすぐ実母が亡くなり、養女に出されたので、養父母を実の親だと信じ、一人っ子として育ちました。高校生の頃に、近所のお節介なおばさんから、自分が養女だということ、兄や姉がいるという事、時々訪ねて来るおじさんが本当の父だと聞いて、ひどいショックを受けたそうです。こういう重大な事を、相手の気持ちも考えず平気で言う人は、テレビや映画のドラマでは 登場しますが、実際にいらっしゃるのですね。母のネガティブな一面はこういった影響もあるようです。

確か私が小学四年生の頃、何を思い立ったか母は自分の兄弟探しを始めました。あまり時間をかけずに兄と姉が見つかりました。3人は兄弟の名乗りをあげ、それから親戚付き合いをしてきたのです。叔父は生前「人生にはいろいろな事が起こるし、挫折や苦しみもあるだろう」「幸せな人生とは最後に振り返って、なかなかいい人生だったね。と思えることだよ。」「それには毎日、今日はいい日だったね。と思うことだ」と言っていました。

叔父は定年後、家族と共に海と山に囲まれた田舎に住み、ほとんど自給自足に近い生活をしていました。叔父には3人の子供がいます。一番下の子供マミちゃんはやや重度の知的障害がありましたが、身体の方は平均的に丈夫でした。叔父夫婦はマミちゃんが小さい頃から、どこに行くにも連れていきました。その頃は理解のない人達もいていろいろ言われたり、好奇の目を向ける人もいたそうです。それでも叔父はまったく気にしませんでした。叔父は仕事がら、いろいろな集まりに呼ばれたり、招待されたりするのですが、夫婦で出席する時は、可能なかぎりマミちゃんを連れて行き、他の子供と同じような態度で接していました。その姿があまりにも自然体なので、私達周囲の者はマミちゃんは特別だとか、大変だとかは思った事もなく、普通に受入れていました。

叔父はマミちゃんの事で嘆いたり、心配した事は一度もなくいつもマミちゃんに優しい言葉をかけていました。マミちゃんはおとなしい性格で、家族の誰にも迷惑をかけず、静かに暮らしています。音楽が大好きで、たくさんのCDを持っていますが、完璧に整理整頓して管理しています。お客様が来ると、マミちゃんはすぐステレオの前に行き、マミちゃん独自の直感なのでしょう、その人に合った曲を選んでかけてくれるのです。誰もがマミちゃんに会うと優しい気持ちになるのです。そんなマミちゃんも今45歳です。7人家族の洗濯を一人で引き受けて、たたむ時も一つずつ手アイロンでクリーニング屋さん顔負けで完璧にたたみます。

私は母に「叔父さんが怒ったのを見たことないね」と言うと、「兄さんはとても苦労しているのよ。母が亡くなった時、私は赤ん坊だったけど兄さんは中学生で、妹たちと引き離されて里子に出されたからね。」「マミちゃんが優しく育ったのも兄夫婦の愛情よね。強い人はめったに怒らないのよ」と言いました。普段、私は叔父のことはそんなに意識していませんでしたが、亡くなってからいろいろ思い起こすと、なんとスピリチュアルな生き方をした人だろうと改めて思いました。

もう叔父はいませんが、叔父の家族はいつも通りの表情で暮らしています。マミちゃんもおとなしく静かに 音楽を聞いて、洗濯物をたたんでいます。まわりに叔父の愛を感じます。

2月の日光ツアーをコーディネートして下さっているの らる〜さんも12月にお父様が他界されました。そしてこんな記事を書かれていますので、ぜひ読んで下さい。〈どんどんよくなる光の小道

マミちゃんがこのごろ夜、空を見て何かしゃべって、手を振っていたそうです。叔父と話していたのでしょう。



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posted by ジュネ at 10:48| Comment(10) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ジュネさん、こんにちは♪

私のおじさんも、先月に亡くなりました。

形としてのその人はもう無くなってしまったけれど
生きてきた軌跡とか与えて下さった優しさなどのエネルギーは
きっと私たちの中に生き続けているのでしょうね。

人間も自然の一部であり、それらと共に生きてゆくことで
本来の姿を取り戻してゆくのではないか・・・
なんて、最近よく思います。

赤ちゃんが、風や光と戯れるように
マミちゃんもきっと・・・^^

私もそうありたいです。

叔父さま、そしてらるーさんのお父さまのご冥福を
心よりお祈り申し上げます。
Posted by Kaoru at 2008年02月05日 16:05
ジュネさん、毎日多忙な中、解読をありがとうございます。

叔父さまはきっと自分の人生で起こる出来事の全てを受け入れていたのでしょうね。

「覚悟」が出来ると人って、優しくも強くもなれる気がします。

毎日惜しみない愛を放出されているジュネさんのように。

いつもありがとうございます!
Posted by パステルクローバー at 2008年02月06日 08:21
>強い人はめったに怒らないのよ

この言葉が 胸に響きました、、。

ありがとうございます!d(*⌒▽⌒*)b
Posted by ラピ。 at 2008年02月06日 15:01
世代交代が進んでいるようです、日本は最初に高齢化社会へ突入しています。人には本当にそれぞれの人生や感性、ドラマがあることを思い出させられました。普段ついつい自分中心になってしまうのですが愛せる者がいるということは大切で、今存在するこの時をしっかり意識することを忘れてはならないと確認させていただきました。
ありがとうございます。
Posted by レオン at 2008年02月07日 10:49
ジュネさん、こんばんは。
実は先ほど私の祖父も亡くなりました。
この記事を読んで「そういえば周りでも多いな…何かあるのかな」と思った矢先の事でした。

会社から帰ってうつ伏せで倒れて動かない祖父を発見し、救急車が来るまでの長い間、私は人工呼吸や心臓マッサージを休みなくやりました。でもどんどん冷たくなる祖父の体に涙が止まらなくなりとても悲しく虚しく思いながら続けました。
本当は心の中で『おじいちゃんありがとう。今まで辛いの痛いの耐えてがんばったね』と諦めていたのです。

生きる事と死ぬ事の正しさが難しく思えました。
Posted by さなだ at 2008年02月09日 02:13
Kaoruさん
こんにちは。
コメントありがとうございます。
解読していても実感いたしますが、亡くなっても潜在意識はその方につながっています。Kaoruさんのおじさまも、向うの世界で生きていらっしゃるのですね。
Posted by ジュネ at 2008年02月11日 18:57
パステルクローバー さん
こんにちは。
コメントありがとうございます。

>「覚悟」が出来ると人って、優しくも強くもなれる気がします。

本当にその通りですね。叔父ともっと話しをしておきたかったです。



Posted by ジュネ at 2008年02月11日 19:03
ラピ。さん
こんにちは。
コメントありがとうございます。
強い人はおだやかな人でもありますね。
Posted by ジュネ at 2008年02月11日 19:06
レオン さん
こんにちは。
コメントありがとうございます。
まわりのかたとのご縁を大切にしていい人生を送りたいですね。
Posted by ジュネ at 2008年02月11日 19:10
さなださん
こんにちは。
コメントありがとうございます。
精一杯されたのですね。
おじいさまはさなださんに「最後までありがとう」というお気持ちだと思います。
家族の死にはいろんな思いが込み上げてくるでしょう。ご自分に優しく接してくださいね。
Posted by ジュネ at 2008年02月11日 19:21
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