みなさま!
こんにちは∞
潜在意識解読で、飼っているペットまたは以前飼っていたペットに関してのご質問を受けることが度々あります。
今飼っているペットは暮らしに満足しているのか、以前飼っていたペットは幸せだったのか、亡くなる時苦しくなかったか、などのご質問が多く、もっと可愛がってあげればよかったと、後悔している方も多いようです。
潜在意識の中のペットに関する領域を解読する時は、名前や性別、年齢(推定でも可)、種類などをお聞きしています。
例えば、中村太郎さんという方の飼っている、犬のジョン、オス、3才(亡くなっている場合は最終年令)、シェパード(雑種の場合は色や模様など)の情報を元に解読いたします。
人間と違って、動物は、集合意識の繋がりが強く、個体を認識するには個別のデータがある程度必要なのです。それと、飼い主のイメージの中に今飼っているペットと以前いたペットが、ダブっている場合がありますので、どちらのペットなのかをはっきり意識していただくことにもなります。
解読をして、いつも驚かされていますが、多くのペットは飼い主を守ろうとするエネルギーで満ち溢れています。そのため、飼い主の出している意識をチャネリングしています。ご自分が普段どんなエネルギーを出しているかとても大切です。
話を、30年前に飼っていたタマに戻します。鹿児島から拾って連れてきたタマを、私は実家に連れて行きました。泊りの出張があるため、どうしても独りにしておけなかったのです。
私は小学校の頃からよく動物を拾って帰って来ては、母に叱られていました。一度だけ犬は飼ってくれましたが、猫はどうしても駄目でした。
私が20歳くらいの時に、何処からかキジネコが迷い込んで来ました。とても可愛かったので、暫く飼っていましたが、そのネコは、狩猟本能が強く、しょっちゅう家の中に何か獲物をくわえて運んで来るのです。
死んだ雀だったり、虫だったり、ある時は生きている子蛇を3匹くわえて、私の部屋に放ったので 大騒動になりました。お騒がせなネコでしたが、結局町内の人の飼い猫だったことがわかり、元の飼い主に返しました。
そんな訳で、母はすっかり猫嫌いになっていました。
私はタマを実家に連れて行き、3日間の出張の間だけお願いしますと、母に頼み込みました。母はしぶしぶ引き受けてくれましたが、出張から帰ったらさっさと連れて帰ってちょうだいと言われました。
私は3日間の出張を終え、タマを迎えに実家に行きました。母の怒った顔を想像していましたが、母はニコニコして出迎えてくれました 。そして「この猫、おりこうさんだから、うちで飼ってもいいわよ」と言ったのです。
予期せぬ言葉に、「えっ!!何が起きたの?」と聞くと、「この猫とは縁があるような気がする」と言うのです。
母はタマを預かった当日、餌をやる以外はあまりかまわなかったそうです。午後になって、タマが玄関でニャーニャー鳴くので行ってみると、玄関のドアの鍵をかけ忘れていたそうです。教えてくれたのかな?まさか…と思っていたそうです。
夕方、母がうつらうつらと気持よく寝ていると、またタマが今度は、ベランダに向かってニャーニャー鳴き出したそうです。今度は何?と思い、起き上がってベランダに出てみると、今にも降りだしそうな天気。急いで、干していた洗濯物を取り入れたその瞬間、大雨が降って来たそうです。子猫なのに不思議な猫だと思い始めた母は、「また何かあったら知らせてね」と声をかけたそうです。
翌日、タマがテレビの裏あたりでごそごそとしながら、ニャーニャー鳴くので、テレビ台を退かしてみると、そこになくして困っていた印鑑が落ちていたそうです。母はタマの能力に驚き、すっかりタマを気に入ってしまったのです。
それに加えて、タマが黍魚子(きびなご)という魚が大好きとわかったことも大きかったようです。母は無類の魚好きで、食卓にはいつも魚がのっていました。母の食べた後は、恐らく猫も食べないだろうと言われるくらいきれいに食べていました。
その中でも、特に黍魚子が大好きで、お刺身で食べたり、煮て食べたりしていました。煮た黍魚子を食べていると、タマが、くれと言わんばかりに擦り寄ってきたので、分けてやると喜んで食べたそうです。「さすがに鹿児島の猫ね」と母はタマに仲間意識を持ったようです。(黍魚子は主に鹿児島で取れる魚です)
3日間で奇跡が起きたのです。とにかく、母がタマを気に入って飼ってくれたので、私は一安心でした。その後も、タマの不思議体験は続いたようです。
母の膝が悪くなって痛みをこらえて寝ていると、タマがいつの間にか母の膝にそっとくっついて寝ていたそうです。タマの体温の暖かさが気持よくなり、眠ってしまったのですが、翌日母の膝の痛みは治っていたのです。
タマは決して布団には入って来ないで、気に入ったタンスの上で寝ていました。でも母の体調不良の時は、いつも傍に来て寝て、そして母はよくなるのです。母はとにかく、いろいろとタマに助けてもらっていました
タマは水を飲む時、お皿の水ではなく、水道から直接水を飲む特技がありました。
数年経ち、私は結婚して長男が生まれました。1歳か2歳の長男は、実家に行くと、タマのしっぽを掴んだり、耳を引っ張ったりしていました。でもタマは、相手が幼児だとわかっているのか、爪をたてるわけでもなく、全く逆らわずにじっとされるままにしていました。タマのおかげで長男は猫が好きになりました。
母とタマは、しっかりとした信頼関係を築いていきました。タマのことを嬉しそうに語る母を見ていると、以前猫を嫌っていた母と同一人物だとは思えませんでした。
そんなタマも年を取り、体調を崩して、かための餌が食べられなくなってしまいました。母は黍魚子をミンチにしてかなり柔らかく煮て、タマの口までスプーンで運んで一生懸命食べさせていました。母が背中を丸めて食べさせている姿を見ながら「タマがんばって!」と心の中で叫んでいました。
遂にお別れの日が来ました。衰弱したタマを母は抱っこして、子守歌を歌ったそうです。タマは母の腕の中で眠るように亡くなりました。私はその場にいませんでしたので、看取ったのは母だけでした。
母は悲しいながらも、最後までタマと一緒にいられたことに満足しているようでした。向こうの世界から、タマが母の心を癒してくれているようでした。
母の潜在意識の中で、タマは重要は存在です。不安定な気持の時に母はタマを思い出すと、穏やかな優しい気持になれるのです。
前世でも、母とタマは何度も出会っていますが、飼い主になったのは、今回が初めてだったようです。
母とタマの「縁」の糸が私の潜在意識に働きかけ、今回、私は母とタマを繋ぐ役目を引き受けたのです。
タマの思出話しは以上です。
ペットは私達に癒しや喜びを与えてくれます。
犬の集合意識は、人間と共に生きて進化すると決めています。人間のそばに寄り添って生活し、人の役に立つのが彼らの使命で喜びです。
猫は、人とある程度距離を保ち、潜在意識に平和と安らぎを私達に伝えてくれます。
ペットはスピリチュアルな存在です。
彼らが幸せかどうかは、飼い主自身や家族のエネルギーが、調和しているかによります。過去のマイナスのことを引きずっていたり、先のことに不安ばかり抱いていると、そのネガティブなエネルギーはいち早くペットが吸収してしまうのです。
ペットは転生の周期も早いようです。
種を守るという集合意識で動いていますので、思い残しや迷いは少ないのです。むしろ飼い主の度を越えた悲しみや執着心が、ペットの行く手を阻みます。
亡くなったペットには、一緒にいてくれてありがとう、また転生して幸せに暮らしてね。と感謝の気持で明るく見送ってあげて下さい。
最後にもうひとつ。
みなさんのペットが、犬なら犬らしく、猫なら猫らしく動物としての生も活かしているか、チェックしてみて下さい。人は自分の感情をペットに移行し過ぎて 、ペットが犬だ、あるいは猫だということを忘れて、まるで人間のように接してしまいます。そして、人に要求するようなことをペットに要求してしまいます。
ペットが犬として、猫として存在していることを尊重してあげて下さい。そしてペットと楽しく、穏やかな人生を送って下さいね。
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次回vol.75の発行予定日は7月26日です。
(いろんな分野の方々からの楽しく学べる情報をお伝えしています。)
2012年07月06日
2012年06月21日
潜在意識の繋がり…ペットとの縁(その1)
みなさま!
こんにちは∞
梅雨の季節になりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
先日、写真を整理していましたら、昔飼っていた猫の「タマ(雄)」の写真が出てきました。 懐かしいタマのお話しを通して、私達は潜在意識の中でどのようにペットと繋がっているか、犬や猫のスピリチュアルな意識などをお伝えしていきます。
タマとの出会いは30年くらい前になります。 その頃私は福岡で音楽の仕事をしていていました。それと鹿児島と沖縄で、音楽講師養成の講座を引き受けていて、月2回ずつ福岡から飛行機で通っていました。
鹿児島の教室は、ある楽器店の店舗の隣のマンション内にある、音楽教室用に改造している一室でした。生徒は全員大人でしたので、仕事の後、食事に行ったりお茶をしたり、楽しい出張でした。
ある時、生徒の一人のA子さんが私と一緒に福岡に行きたいので、帰りの飛行機をキャンセルして、自分の車に乗って下さいと申し出て来ました。その頃私は独身で、一人暮らしでしたので、うちに泊まっていいよと言うと、A子さんは大喜びしていました。
いつもは福岡から、始発の飛行機で鹿児島に行き、一泊して翌日の最終便で福岡に帰ります。飛行機ですと40〜50分ですが、当時は、今のように高速道路も所々しか開通していませんでしたので、車だと福岡まで5〜6時間かかりました。
もう一泊して次の日の朝、車で鹿児島を出発しようということになりました。A子さんの車で福岡に帰るという計画が私と「たま」を繋ぐ縁になったのです。
鹿児島に着いて、午前中のレッスンを終え、外でランチを食べて教室に戻った時、どこからかニャーニャーと猫の鳴き声が聞こえてきました。どうも子猫が鳴いているようでしたので、見に行くことにしました。
マンションの階段の方から声が聞こえます。近づいてみると、階段の踊り場に椅子がひとつ置かれていました。その椅子の上に子猫が一匹置き去りにされ、椅子から降りれずに鳴いていました。生後2〜3ヶ月くらいでしょうか、牛のように白地に黒のブチ模様の入った子猫でした。痩せていましたが、元気はあり、私の顔を見ると鳴き止みました。
抱き上げてよく見ると、なんと髭を切られていたのです。猫の髭は、行動する時、風向きや方向感覚や距離を計るレーダーの役目をする器官で、猫にはなくてはならないものだと聞いていました。このまま放ってはおけないので、とりあえず教室に連れて行くことにしました。
午後から来る生徒の誰かに飼ってもらうか里親を探してもらうよう頼んでみようと思いました。生徒達は、子猫を見ると、びっくりしながらも可愛がってくれ、いつの間にかミルクや餌を買いに行ってくれました。でも、連れて帰るのはみんな無理なようで、ごめんなさいと言いながら生徒達は帰っていきました。
子猫を撫でながら、さてこれからどうしようかと考えました。この教室に置いておくことは出来ませんし、かと言って、私はホテルに泊まっているので連れて行くことも出来ません。
しばらくすると、一緒に福岡へ行くA子さんがやって来ました。彼女は子猫を見るなり「猫も一緒に車に乗せて福岡に連れて帰りましょう。この猫は先生と出会うことになってたのですよ。この猫を飼って下さい。こんなになついているじゃないですか」と言うのです。
私は、自分が福岡まで連れて帰り、猫を飼うという選択肢がなかったので、躊躇しましたが、それしか猫を救う方法がないなら検討してみなければなりません。
「でもちょっと待って。私が帰るのは明後日よ。今日と明日はどこに預ければいいの?あなた預かってくれる?」と私は言いました。
「あっ、そうですよね。うちの家は公務員宿舎なので動物は無理です。どうしましょう…」
『ここに置いて置くわけにはいかないし、警察に連れて行く?それか獣医さんを探して預かってもらう?…』
二人とも考え込んでしまいました。
暫くすると、教室のドアのチャイムの音がしました。もうすでにレッスンは終わっています。誰だろうと思い、ドアを開けると、午前中に教えた生徒のB子さんが立っていました。忘れ物をして取りに来たのです。
B子さんは「忘れ物は明日取りに行こうと思っていたのですが、なんだか急に取りに行きたくなって、先生がまだいらっしゃるような気がして寄ってみました。」と言い、子猫に気がつくと「きゃあ!!うそー!」と叫びました。
B子さんは、レッスンの時いつも4才の娘さんを連れて来ます。今日のレッスンが終わり、教室を出ると娘さんが「ママ、ニャンニャン(猫)がいる。ニャンニャンがいる」とさかんに言うので、キョロキョロと辺りを見回し探したけれど、猫の姿も声もなかったらしいのです。
「ニャンニャンはいないよ」とB子さんが言うと「いるもん。ニャンニャンがいるもん。」と言い張るので「どんなニャンニャンがいるの?」と聞くと「白と黒のニャンニャン」と娘さんが言ったそうです。
家に帰ると、娘さんが猫の絵を書いて見せたそうで、それは白に黒の模様が入っていたそうです。B子さんが「絵の猫の黒のブチは7つありました。」と言うので、実際に数えてみると子猫のブチ模様は確かに7つあったのでした。この猫は何処から来たのだろうと、私達は不思議な気持になりました。
さらに、B子さんが友達にかなりの動物好きがいて、もしかしたら預かってくれるか飼ってくれるかもしれないので、今からそこに行きましょうと提案してくれました。
私達はB子さんの友達のC子さんのお宅におじゃまして事情を説明いたしました。C子さんは、1週間後に海外に留学するそうで、飼うことは出来ないけれど、快く2日間預かってくれました。C子さんは、子猫をお風呂にも入れてくれ、食事もしっかりさせてくれたので、2日後に私が迎えに行った時は、ピカピカの猫になっていました。
C子さんは、「この猫は生まれて間もないのに、トイレの習慣もちゃんとついているし、人の言葉がわかるみたいですよ。珍しいです。」と言いながら、子猫を私に渡してくれました。
こうして、子猫は鹿児島から、福岡の我が家へやって来ました。
でも、私は仕事がら外出や出張が多くて、責任を持って猫の面倒をみることができる状態ではありませんでした。簡単に引き取ってしまい、後悔の気持が出て来ました。こうなったら実家の母に頼んで実家で飼ってもらうしかないと思いました。
私の住んでいるマンションと実家は歩いて10分です。週に3〜4回は実家に夕食を食べに帰るので猫にも会えます。
ただひとつ問題がありました。
母はとても頑固な性格で、猫が大、大、大嫌いでした…。
(つづく)
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次回vol.74の発行予定日は6月27日です。
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梅雨の季節になりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
先日、写真を整理していましたら、昔飼っていた猫の「タマ(雄)」の写真が出てきました。 懐かしいタマのお話しを通して、私達は潜在意識の中でどのようにペットと繋がっているか、犬や猫のスピリチュアルな意識などをお伝えしていきます。
タマとの出会いは30年くらい前になります。 その頃私は福岡で音楽の仕事をしていていました。それと鹿児島と沖縄で、音楽講師養成の講座を引き受けていて、月2回ずつ福岡から飛行機で通っていました。
鹿児島の教室は、ある楽器店の店舗の隣のマンション内にある、音楽教室用に改造している一室でした。生徒は全員大人でしたので、仕事の後、食事に行ったりお茶をしたり、楽しい出張でした。
ある時、生徒の一人のA子さんが私と一緒に福岡に行きたいので、帰りの飛行機をキャンセルして、自分の車に乗って下さいと申し出て来ました。その頃私は独身で、一人暮らしでしたので、うちに泊まっていいよと言うと、A子さんは大喜びしていました。
いつもは福岡から、始発の飛行機で鹿児島に行き、一泊して翌日の最終便で福岡に帰ります。飛行機ですと40〜50分ですが、当時は、今のように高速道路も所々しか開通していませんでしたので、車だと福岡まで5〜6時間かかりました。
もう一泊して次の日の朝、車で鹿児島を出発しようということになりました。A子さんの車で福岡に帰るという計画が私と「たま」を繋ぐ縁になったのです。
鹿児島に着いて、午前中のレッスンを終え、外でランチを食べて教室に戻った時、どこからかニャーニャーと猫の鳴き声が聞こえてきました。どうも子猫が鳴いているようでしたので、見に行くことにしました。
マンションの階段の方から声が聞こえます。近づいてみると、階段の踊り場に椅子がひとつ置かれていました。その椅子の上に子猫が一匹置き去りにされ、椅子から降りれずに鳴いていました。生後2〜3ヶ月くらいでしょうか、牛のように白地に黒のブチ模様の入った子猫でした。痩せていましたが、元気はあり、私の顔を見ると鳴き止みました。
抱き上げてよく見ると、なんと髭を切られていたのです。猫の髭は、行動する時、風向きや方向感覚や距離を計るレーダーの役目をする器官で、猫にはなくてはならないものだと聞いていました。このまま放ってはおけないので、とりあえず教室に連れて行くことにしました。
午後から来る生徒の誰かに飼ってもらうか里親を探してもらうよう頼んでみようと思いました。生徒達は、子猫を見ると、びっくりしながらも可愛がってくれ、いつの間にかミルクや餌を買いに行ってくれました。でも、連れて帰るのはみんな無理なようで、ごめんなさいと言いながら生徒達は帰っていきました。
子猫を撫でながら、さてこれからどうしようかと考えました。この教室に置いておくことは出来ませんし、かと言って、私はホテルに泊まっているので連れて行くことも出来ません。
しばらくすると、一緒に福岡へ行くA子さんがやって来ました。彼女は子猫を見るなり「猫も一緒に車に乗せて福岡に連れて帰りましょう。この猫は先生と出会うことになってたのですよ。この猫を飼って下さい。こんなになついているじゃないですか」と言うのです。
私は、自分が福岡まで連れて帰り、猫を飼うという選択肢がなかったので、躊躇しましたが、それしか猫を救う方法がないなら検討してみなければなりません。
「でもちょっと待って。私が帰るのは明後日よ。今日と明日はどこに預ければいいの?あなた預かってくれる?」と私は言いました。
「あっ、そうですよね。うちの家は公務員宿舎なので動物は無理です。どうしましょう…」
『ここに置いて置くわけにはいかないし、警察に連れて行く?それか獣医さんを探して預かってもらう?…』
二人とも考え込んでしまいました。
暫くすると、教室のドアのチャイムの音がしました。もうすでにレッスンは終わっています。誰だろうと思い、ドアを開けると、午前中に教えた生徒のB子さんが立っていました。忘れ物をして取りに来たのです。
B子さんは「忘れ物は明日取りに行こうと思っていたのですが、なんだか急に取りに行きたくなって、先生がまだいらっしゃるような気がして寄ってみました。」と言い、子猫に気がつくと「きゃあ!!うそー!」と叫びました。
B子さんは、レッスンの時いつも4才の娘さんを連れて来ます。今日のレッスンが終わり、教室を出ると娘さんが「ママ、ニャンニャン(猫)がいる。ニャンニャンがいる」とさかんに言うので、キョロキョロと辺りを見回し探したけれど、猫の姿も声もなかったらしいのです。
「ニャンニャンはいないよ」とB子さんが言うと「いるもん。ニャンニャンがいるもん。」と言い張るので「どんなニャンニャンがいるの?」と聞くと「白と黒のニャンニャン」と娘さんが言ったそうです。
家に帰ると、娘さんが猫の絵を書いて見せたそうで、それは白に黒の模様が入っていたそうです。B子さんが「絵の猫の黒のブチは7つありました。」と言うので、実際に数えてみると子猫のブチ模様は確かに7つあったのでした。この猫は何処から来たのだろうと、私達は不思議な気持になりました。
さらに、B子さんが友達にかなりの動物好きがいて、もしかしたら預かってくれるか飼ってくれるかもしれないので、今からそこに行きましょうと提案してくれました。
私達はB子さんの友達のC子さんのお宅におじゃまして事情を説明いたしました。C子さんは、1週間後に海外に留学するそうで、飼うことは出来ないけれど、快く2日間預かってくれました。C子さんは、子猫をお風呂にも入れてくれ、食事もしっかりさせてくれたので、2日後に私が迎えに行った時は、ピカピカの猫になっていました。
C子さんは、「この猫は生まれて間もないのに、トイレの習慣もちゃんとついているし、人の言葉がわかるみたいですよ。珍しいです。」と言いながら、子猫を私に渡してくれました。
こうして、子猫は鹿児島から、福岡の我が家へやって来ました。
でも、私は仕事がら外出や出張が多くて、責任を持って猫の面倒をみることができる状態ではありませんでした。簡単に引き取ってしまい、後悔の気持が出て来ました。こうなったら実家の母に頼んで実家で飼ってもらうしかないと思いました。
私の住んでいるマンションと実家は歩いて10分です。週に3〜4回は実家に夕食を食べに帰るので猫にも会えます。
ただひとつ問題がありました。
母はとても頑固な性格で、猫が大、大、大嫌いでした…。
(つづく)
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(いろんな分野の方々からの楽しく学べる情報をお伝えしています。)
2007年02月01日
潜在意識の使い方…動物に学ぶ
私達の住む地球の自然環境を見渡した時、海や山の汚染、様々な病気の発生、人災と思える災害や事故、事件…。人間は、地球にたいして本当に調和して生きているのか疑問に感じる事が多すぎるような気がします。
以前、ある水族館の方とお話しをした時、その方が言われました。
「人間は自分達が一番偉いと思っているかもしれないけれど、魚におよびません。魚は海水を取り入れて体の中で真水に変えられるのですから」
私はそれを聞いたとたん魚に尊敬の念を抱きました。
イルカや鯨達の癒しのエネルギーの素晴らしさは皆知っていますし、海の生き物の神秘や能力は計り知れません。
先日、TV番組でタイのゾウが絵を書いている所を見ました。おもに風景画ですが、感性の高い素敵な絵です。一頭ずつ筆を持って絵を書くのですが、横についている人間がその間ずっとゾウに褒め言葉をかけていました。褒めるというポジティブなエネルギーが、ますます像の内なる能力を引き出すのでしょうね。ゾウは人間の言葉を理解しているのではないかと思います。反対に私達はゾウの言葉を理解しているのでしょうか?
数頭の像の合作の風景画は、ひとつひとつが細やかな色使いでなおかつ全体が調和していて思わずうなってしまいました。像が書いた絵から、自然にたいする愛と感謝を感じました。
数年前、地震による津波の襲来の際、おとなしいゾウが、鎖を引きちぎり山
に逃げ、そのゾウと共に山に行った人達が助かった話しは有名です。ゾウの耳は超低周波を聞く事ができるらしく、地面を鳴らし60`b先の仲間に情報を伝える事もできるそうです。
私は年末からお正月にかけて「地球交響曲」の映画を観る機会に恵まれました。その中で親を無くした(主に密猟で)子供の像を引き取って育て、また野生に返す施設をアフリカで営んでいるダフニー・シェルドリックという女性が登場します。彼女が語るゾウの生きる姿は、驚愕と共に頭が下がりました。
ゾウは成長期に長老のゾウの元で修業して、自分を律する事を学ぶそうです。仲間が殺されたりすると、象牙を森に埋めて、死んだ場所を何度も訪れるそうです。ちゃんと供養をしているのです。
地球上の動物達はそれぞれ人間が及ばない様な能力を持っています。何よりも自然と調和して生きています。
そして人間から何をされても人間を許してくれている様にみえます。
犬の先祖は狼らしいのですが、はるか昔、人間(類人猿だったかもしれません)の元にやって来て、餌をもらう代わりに飼い主を守って行く道を選んだ狼グループが今の犬に繋がっているそうです。
犬達のお陰で、人間は進化して来たとも言えます。
それぞれの動物の生態を知る事でいろいろ学ぶ事ができます。
そして動物達と共存できる環境を作っていく事が自然にたいする感謝にもなります。
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以前、ある水族館の方とお話しをした時、その方が言われました。
「人間は自分達が一番偉いと思っているかもしれないけれど、魚におよびません。魚は海水を取り入れて体の中で真水に変えられるのですから」
私はそれを聞いたとたん魚に尊敬の念を抱きました。
イルカや鯨達の癒しのエネルギーの素晴らしさは皆知っていますし、海の生き物の神秘や能力は計り知れません。
先日、TV番組でタイのゾウが絵を書いている所を見ました。おもに風景画ですが、感性の高い素敵な絵です。一頭ずつ筆を持って絵を書くのですが、横についている人間がその間ずっとゾウに褒め言葉をかけていました。褒めるというポジティブなエネルギーが、ますます像の内なる能力を引き出すのでしょうね。ゾウは人間の言葉を理解しているのではないかと思います。反対に私達はゾウの言葉を理解しているのでしょうか?
数頭の像の合作の風景画は、ひとつひとつが細やかな色使いでなおかつ全体が調和していて思わずうなってしまいました。像が書いた絵から、自然にたいする愛と感謝を感じました。
数年前、地震による津波の襲来の際、おとなしいゾウが、鎖を引きちぎり山
に逃げ、そのゾウと共に山に行った人達が助かった話しは有名です。ゾウの耳は超低周波を聞く事ができるらしく、地面を鳴らし60`b先の仲間に情報を伝える事もできるそうです。
私は年末からお正月にかけて「地球交響曲」の映画を観る機会に恵まれました。その中で親を無くした(主に密猟で)子供の像を引き取って育て、また野生に返す施設をアフリカで営んでいるダフニー・シェルドリックという女性が登場します。彼女が語るゾウの生きる姿は、驚愕と共に頭が下がりました。
ゾウは成長期に長老のゾウの元で修業して、自分を律する事を学ぶそうです。仲間が殺されたりすると、象牙を森に埋めて、死んだ場所を何度も訪れるそうです。ちゃんと供養をしているのです。
地球上の動物達はそれぞれ人間が及ばない様な能力を持っています。何よりも自然と調和して生きています。
そして人間から何をされても人間を許してくれている様にみえます。
犬の先祖は狼らしいのですが、はるか昔、人間(類人猿だったかもしれません)の元にやって来て、餌をもらう代わりに飼い主を守って行く道を選んだ狼グループが今の犬に繋がっているそうです。
犬達のお陰で、人間は進化して来たとも言えます。
それぞれの動物の生態を知る事でいろいろ学ぶ事ができます。
そして動物達と共存できる環境を作っていく事が自然にたいする感謝にもなります。
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2006年02月11日
ペットのエネルギー
この頃は、空前のペットブームだそうで、ペットと住めるマンション等も、当たり前になってきてるみたいです。
ペットの種類もいろいろ増えていますが、隣近所に迷惑をかけないように飼う事は大切です。
まわりとトラブルになると、ペットのエネルギーが下がってしまいます。特に、ほ乳類のペットは、愛情ある飼い主を守るエネルギーを発しています。ご主人のためならいつでも自分を犠牲に出来ます。
私達の潜在意識は、ペットのエネルギーとも繋がっています。本当はペットと会話も出来るのかもしれません。
だから、ペットを飼っていて、飼えない事情が出て来たら、誠意ある方法で対処して下さい。決して道端や人の家の軒下に捨てたりしないで下さい。自分も含めて生き物の命は、宇宙エネルギーなのです。
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ペットの種類もいろいろ増えていますが、隣近所に迷惑をかけないように飼う事は大切です。
まわりとトラブルになると、ペットのエネルギーが下がってしまいます。特に、ほ乳類のペットは、愛情ある飼い主を守るエネルギーを発しています。ご主人のためならいつでも自分を犠牲に出来ます。
私達の潜在意識は、ペットのエネルギーとも繋がっています。本当はペットと会話も出来るのかもしれません。
だから、ペットを飼っていて、飼えない事情が出て来たら、誠意ある方法で対処して下さい。決して道端や人の家の軒下に捨てたりしないで下さい。自分も含めて生き物の命は、宇宙エネルギーなのです。
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